令和6年(2024)【辰年】御朱印のご案内
令和6年(2024)は辰年です。実は岡寺は古来【龍】に御縁の深いお寺になります。
岡寺の古称は【龍蓋寺】といいます。およそ1,300年ほど前に開祖 義淵僧正により建立されました。義淵僧正は飛鳥の地を荒らし人々を困らせてていた「悪龍」を仏法の力を持って池に封じ込め大きな石で蓋をしました。そこから『龍に蓋をする=龍蓋寺』と名付けられ、今でも改心した龍は池の奥底で眠っていると伝わります。
このように岡寺は【龍の眠る寺】として龍と縁の深いお寺でありますが、令和六年辰年を迎えるこの良き機縁に奈良県中南和エリアにおいて、岡寺と同様に古来【龍】に深いゆかりのある長谷寺・室生寺とともに【大和龍祥霊場】を立ち上げそれぞれの由緒に基づいた切絵御朱印をつくりました。
【長谷寺】の切絵には、八大龍王の筆頭で本尊十一面観音の聖域を守護する『難陀竜王』
【室生寺】の切絵には、龍神のすみかと伝わる吉祥龍穴の主にして請雨の力著しい『善如龍王』
【岡 寺】の切絵には、その法力で悪龍を池に封じ、巨石で蓋をして改心させたという『義淵僧正』
がそれぞれ描かれています。
この三寺院の切絵御朱印を専用の台紙に貼付することにより、龍が手にする「龍玉」の姿になります。龍玉は別名「如意宝珠」ともいい、望みのままにあらゆる願いをかなえる宝の珠です。また古来龍神は龍が天に昇るイメージから仕事運・金運・五穀豊穣・厄除・良縁などのご利益があると信仰されています。ぜひ辰年のこの機会に多くの方に奈良県中南和エリアの特に龍にご縁が深い三寺院を巡り、大いなる龍のご利益と各寺院のご本尊様のご加護をお授かりいただければと存じます。
また「龍の厄難を取り去った」という伝は、現在でも脈々と続いている「岡寺厄除信仰」の柱の一つであるとも言われており、日本最初やくよけ霊場として、そして厄除観音として信仰が厚い御本尊様になります。
このように龍に縁深い岡寺では辰年に特別な御朱印を授与をいたします。
岡寺「青」と「赤」の御朱印
【龍蓋切絵御朱印】
【新春厄除 御本尊切絵御朱印】
大和龍祥霊場
【龍玉切絵御朱印】
辰年は【龍の眠る寺】龍蓋寺(岡寺)へ是非ご参拝くださいませ。